生命保険・損害保険サイト!保険に関する難しい保険専門用語を分りやすく解説します!
対人賠償保険とは、
自動車事故による他人の傷害の治療費・死亡の補償費のうち、
自賠責保険では足りない場合に保険金を支払われるのが対人賠償保険です。
交通事故で他人を巻き込み事故相手ににケガを負わせた場合、
法律上、加害者は損害賠償責任を負うことになります。
加入が義務づけられている自賠責保険(自動車損害賠償責任保険)の支払い額には限度があるので
大きな交通事故を起こした場合にはそれ以上の額の賠償が発生することがあります。
何千万円という額を自分で負担するのは容易ではありませんよね・・・。
そこで登場するのが対人賠償保険なのです。
自賠責保険で支払えない部分を保険会社が支払います。
自賠責で対処しきれないところを対人賠償保険でカバーするということです。
ここで注意して欲しいことは「対人」の対象です。
対人賠償保険の対象者は、あくまでも「他人」であることが大前提なのです。
下記にあるようなケースは対象外となります。
1.被保険者とその家族(配偶者、子供)
2.被保険者の了承のもと、被保険者の車を使用した友人
3.上記2の場合に、助手席にのっていた被保険者
4..被保険者が家族をはねてしまった場合、その両者
その他にも補償から除外されるケースがありますので、
この保険における「対人」の意味をしっかり把握しておくことが大事です。
対人賠償保険は任意の自動車保険のため、未加入の人もいるかもしれません。
しかし、加害者が加入していないために、さらなる苦しみを被る被害者や
その遺族がたくさんいるのも現状なのです。
自分のためにも、万が一事故を起こした時のためにも加入をおすすめします。
保険会社によっては事故を起こした回数で保険料があがらないものや、
「無制限」補償のものを取り扱っている保険会社もありますので確認してみましょう。
もちろん「無制限」のほうがいざというときも万全な対応ができますね。
対人賠償保険の保険金額は「無制限」とするのが一般的です。
これは相手が死亡に至った場合その補償金がその人の年齢や
社会的地位によって大きく異なってくるためで、最近の例では数億円の
補償が出たケースもあります。